2015年8月13日木曜日

平成27年度 夏期講習会を開催しました!

 7月29日(水)~7月30日(木)の2日間に渡り、夏期研修講座を開催いたしました。厳しい暑さにもかかわらず、道内各地からたくさんの方々にご参加いただきました。

【研修講座 1日目 午前】
中山教諭(札幌市立札苗緑小学校)の実践発表
 児童の実態から、育てたい力を考え、そのための手立てとしてテレビ放送を利用した授業の発表でした。使う時の不安、授業の構成なども悩みながら作り上げている様子が分かる発表であり、実際に授業を構成する時に、考えるべきポイントを発表していてくれました。低学年の学習では、映像を見せることのよさ(イメージがしやすい、同じ状況を理解できるなど)が生かされやすいことがわかりました。 

松本教諭(札幌市立平岸高台小学校)の実践発表
 状況に対して葛藤が生まれるような内容の映像を見ることで、児童に様々な物の見方、考え方をさせるように促した授業の発表でした。今回の授業を通して、児童に考える力、コミュニケーション力を育てたいとの思いから構成されたとのことでした。また、放送映像を使うことで「教材に時間がかからない。」「わかりやすい。」「手ごろな時間でできる。」などの利点も発表してくれました。

【研修講座 1日目 午後】
 奥津教諭(北斗市立大野小学校)と安井教諭(札幌市立新琴似北小学校)の実践報告から始まりました。2人の先生の『いじめをノックアウト』を使った授業の発表を聞き、藤村准教授(鳴門教育大学大学院)の解説を受けながら、授業への利用について学ぶことができました。後半は、実際に放送番組を利用した授業づくりをグループで行いました。それぞれのグループでは活発に話し合いが行われ、短い時間ながら様々なアイデアが発表されました。

【研修講座 2日目】
 「LINE」についての概要説明に始まり、危険性を知ったうえで、どのように利用すると安全なのかを考えることが重要ではないかという説明を行いました。その後、「LINE」の模擬体験を行いました。利用したことのある先生もない先生も、夢中になって活動を行っていました。実際にグループから外されると、「ショックだね」という声が聞かれました。午後は、実際に指導に使える資料や使い方などについて紹介しました。保護者への啓蒙活動や今後の情報モラル教育に活用していただければと思います。